ハコウマに乗って
映画監督の毎日は、平凡で、ドラマチック(ときどき爆笑)
著者:西川美和
血の味がしたランニング、幻のオリンピック・チケット、 宣伝地獄からの東京脱出、替え玉受験疑惑……。
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、 自律神経が狂うほど興奮し、 夜中に全ての中継が終わった頃にはぐったりして机に向かう気力も 失っている。「勇気を与えられた」はずなのに、 いま目の当たりにしたアスリートの万分の一も頑張らずに寝る。 お前はバカか、と自分でも思う。(本文より)
数々の賞に輝く映画監督が初めて明かす等身大の素顔「またオリンピックか。困るんだ、こうしょっちゅうやられては」
にもかかわらず、始まってしまえば猫にマタタビ。手に汗握り、
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